タラソテラピーの歴史
タラソテラピーの起源は古く、古代ギリシャのヒポクラテスが温かい海水を利用した海水浴を発明したのが始まりといわれています。かのプラトンも、海水を温めて利用する治療を受けたといわれます。
人々は紀元前からすでに、海の持つ治癒力を経験から知っていたのです。
そして1750年には、イギリスのラッセル医師が腺疾患、腫瘍に対する海水の効用をまとめた論文を発表しますが、これがタラソテラピーの分野における初めての医学的業績とされています。
19世紀に入ると海水治療の効果も科学的に研究されはじめ、1899年にフランス人医師ルイ・バゴが、温かい海水を用いた世界初のタラソテラピーセンターを開設し、リウマチの治療に効果を発揮します。
その後、2度の大戦により停滞しますが、1950年代になるとヨーロッパで再び自然医学が再評価されタラソテラピーも注目を浴びます。フランスには近代的タラソテラピーセンターが次々と誕生しました。
1964年には、ツールドフランス(自転車競技)を3度制覇した、ルイゾン・ボベ選手が、事故で負った障害をタラソテラピーによって克服した経験を生かし、自らセンターを開設し、タラソテラピーは、フランスでブームになりました。
現在フランス国内にはブルターニュ半島を中心に70ヶ所以上のセンターが設立されています。
その目的も本来の健康保険も適用される治療を目的としたものから、予防医学的にストレス解消やリラクゼーションを目的とするセンター、ダイエットや禁煙プログラムをとりいれたエステティック的なセンターと多様化しています。