海水・海藻・海泥について
■海水
海水は生命に必要なさまざまなミネラルを含んでいます。地球の全ての化学的要素が見出されるともいわれています。
昔から鉱泉水と同じように、入浴させたり、飲ませたりして治療に用いられてきました。
「海水がなぜ身体に良いのか?」という疑問は、カントンが「海水は生命の培養液である」と唱え、海水を犬の代用血液として使用した実験によって科学的に認められました。
海水の組成が人間の身体を流れる血液の科学的成分と類似していることが明らかになっています。
今日、日常の食事からミネラルを摂取することは大変困難になってきています。ミネラル不足は栄養素の消化呼吸を困難にし、さまざまな現代病を引き起こす原因ともされています。生物の身体のなかで常に行われている代謝のための作用に、ミネラルは必要不可欠なのです。
■海藻
海藻は海の中で育つ植物で、海水の成分をきちんと含んでいます。海藻にはジアスターゼや多種のビタミン、アミノ酸、葉緑素、粘質物、ミネラルなどが含まれており、豊富なヨード分も貴重な成分のひとつです。
海藻は植物なので海の中で光合成をしています。光合成をして、エネルギーを生み出している、つまり海藻は海水+エネルギーのようなもの。そのエネルギーは成分でいうとたんぱく質やビタミン類、ポリフェノールです。
海水によりさらに多くの活性成分を含んでいる海藻は特に美容効果の高いトリートメントに用いられ、注目されています。
■海泥
海泥は黒に近い灰色で、雨や川の流れに運ばれ、長い時間をかけて堆積していったものです。海泥に含まれているのは海水と海藻の死骸。ミネラルや有機物をたくさん含んでいます。地域などにより住んでいる魚やプランクトン、海藻によって海泥の成分に違いがあります。
そしてもう一つ重要なのは微生物。海泥には微生物がたっぷり含まれています。
微生物によって海泥の成分が全然変わってきます。特に死海の泥、ブラックマッドは有名で、ブラックマッドを使うと神経の疲れや筋肉の凝りが取れます。海藻にも同じような働きをするものもありますが、神経と筋肉を癒してくれるのはブラックマッドがとても効果的だと言われています。
海泥の深さによって棲みついている微生物が異なり、効果も違ってきます。また海泥の堆積した年数によっても効果が変わるなど、まだまだ海泥は科学の力で解明できていないものがたくさんあります。